Webライターの将来性|これからの生存戦略を考えてみた

ライター生活
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悩むピヨ
悩むピヨ

Webライターやってみたいなぁって思うのだけど、この職業って将来性あるの?

一般的に「Webライターは将来性抜群!なぜならライティングはどこでも使えるスキルだから」とは言われます。

本当でしょうか?

チカ
チカ

確かにニーズはずっとあると思うけれど、稼ぎ続ける難易度も高い職業だとは思うんだよね。

ということで、現役Webライターの1人として、私もライターの将来性と今後の生存戦略について考えてみました。

※これは私のただの見解であり、なにを保障するものでもありません。未来は誰にもわかりませんので「そういう考えもあるのね」と気軽に読んでください。

私の考えるWebライターの将来性

Webライターの将来性について、私の結論は「仕事はなくならないだろうが、続ける難易度は上がりそう」です。

ポイントは3つあります。

  1. Webライターの仕事はなくならないが、スキル磨きは必須
  2. Webライターは景気敏感職なので、人口減少のあおりを受けそう
  3. フリーランスへの風当たりは厳しくなりそう

1.Webライターの仕事はなくならないが、稼ぎ続けるにはスキル磨きは必須

”Webライティング”という仕事はなくならないと思います。なぜならWeb業界への広告費は増加しているから!

出典:AdverTimes「【電通発表】日本の広告費」より作成

図のなかの「マスコミ4媒体」とは、新聞・雑誌・ラジオ・テレビ。「プロモーションメディア」はフリーペーパーやPOP、屋外広告などです。

2020年の不況下で広告費全体が下がるなか、インターネット広告費だけ上げ基調を維持しています。

入ってくるお金が増えているのだから、Webライターが必要とされるシーンも増え続けていると考えるのが自然です。

悩むピヨ
悩むピヨ

やっぱり将来性あるのでは?

チカ
チカ

でも内訳を見ると、とくに伸びているのが動画とSNSなんだなぁ。

2020年、動画広告費用は前年比127.2%、ソーシャル広告費用は前年比116.1%と好調です(参考:AdverTimesより)。

この2つの広告手法のメインは、もちろん動画と画像。お金の流入先から考えて、5年、10年と稼ぐにはWeb記事の作成にプラスして下記のようなスキルが必要になりそうです。

  • 動画の台本や脚本を書ける
  • 魅力的なSNSの投稿を作れる
  • いい感じの図解が作れる など
悩むピヨ
悩むピヨ

じゃあ台本書ければOK?

チカ
チカ

じゃなくて、自分のライティングスキルを新しい媒体に適合させていく柔軟性と自走力が必要と考えるべき。

今なら「動画の台本書けると強いよねー」と思いますが、それがいつまで続くのかはわかりません。お金の流れを見ながら、自分で考えて常に新しいスキルを獲得していく根性が必要なので、厳しい世界だなと思います。

Webライターは景気敏感職なので、人口減少のあおりをもろに受けそう

日本の人口は2100年に6000万人、約半分にまで減ると予測されています。人口動態に基づく予測はほぼ当たるので、これは避けられない未来でしょう。

問題は、そこまでに日本の経済がどこまで縮小するかです。

私たちライターの報酬は、元を辿ればおもに広告費です。そして広告費は景気に左右されます。

チカ
チカ

ライターは景気に敏感な職業なので、経済が落ち目になれば仕事は減るよね。

それでもまだ、今みたいに「お金があるところにはある」って状態ならいいですよ。これが「みんなで貧しくなりましょう」を突き進んでしまって、誰もお金がない状況になったら最悪です。

しかも私たちは日本語を駆使して文章を綴ります。それゆえに海外人材に代替される心配がないのですが、裏を返せば海外進出も困難

チカ
チカ

日本人のお財布と運命を共にする職ってことは覚えておいたほうがよい。

エビさん
エビさん

そこまで衰退するのは、まだかなり先だとは思うけどね。

悩むピヨ
悩むピヨ

AIに代替されるってのは?

Rettyのまとめ記事をAIが書いてるのは有名ですよね。ネットの口コミを分析してまとめ記事やランキング記事をAIが作る、みたいな流れは加速すると思います。

ただ、AIの得意分野と人間の得意分野は異なります。

チカ
チカ

AIはデータ分析は得意だけれど、0→1はまだ不得意。

また、これはとくにオタクアカウントのほうでよく聞きますが、「自分の作品やコメント、レビューを、勝手にシステムに抽出されて商売に使われるのは不快だし、それを許可している媒体は使わない」という声もあります。

口コミを提供する側の感情が絡んでくるので、そんなに簡単にAIに代替はされないのでは、と予想しています。

ライター含めてフリーランスへの風当たりは厳しくなりそう

インボイス制度がすでに話題ですが、あの手この手で生産年齢人口から税金を取る流れは、政治の路線がこのままなら今後も強まると思います。

『本業だけではやっていけない→副業フリーランスをする人が増える→増税』の図式

あと、これは本当に想像の想像ですが「高齢者福祉の改悪」と「会社員を解雇しやすくする改革」は、就職氷河期の人(今の40〜50代)が高齢者に入ってから実施されると思います。

チカ
チカ

15年後くらいには、よくない理由でフリーランスがめっちゃ増えそう。

ライターが増えても稼げる人は稼げるのでしょうが、やっぱり常に売れっ子ポジやツテは確保しておく必要はあるでしょう。

エビさん
エビさん

くわえて健康も大事だね。

私の考えるライターの生存戦略

悩むピヨ
悩むピヨ

ネガティブな予想ばっかしてないで、どうすりゃいいか教えてよ!

いや、もうシンプルですよ。

  • 視野を広くして自己研鑽を続ける
  • 労働以外の収入を作る
  • チームで戦うことも検討する

視野を広くして自己研鑽を続ける

自己研鑽は「ライターとしてスキルアップする」と「ライターとは別の経験値を積む」の2つの意味があります。

  • 取材やインタビューができるようになる
  • 希少価値のある知識をつける
  • 別の仕事に就いてWワークしてみる
  • 営業力を付ける など
悩むピヨ
悩むピヨ

希少価値のある知識って?

チカ
チカ

これ難しいよね。たとえ今は希少価値がある知識でも、5年後には無価値になる可能性も普通にあるからさ。

例えば、よく「CMS入稿できる人は強い」と言われますが、肌感覚として今はそれほど強みではない気がします。

逆に、取材や体験、持っている知識でオリジナリティを入れられる人はこれからも強いと思います。価値ある情報って、突き詰めれば「体験談」や「専門家しか知り得ない情報」「専門家の思考」なので。

チカ
チカ

金融や転職(人事系)、住宅など、悩む人が多い上に、そもそも専門知識があってライターやってる人が少ないジャンルは息が長い気がするよ!

ライターはどんな経験もすべて使える職業です。視野を広く持ち、勉強を怠らず、常に自己研鑽できる人が結局は生き残るのではないでしょうか。

ちなみに私はFP2級を取得しました。ちょいちょい案件のお話をいただくことが増えたので、FP取得も悪くないかも。

労働以外の収入源を作る

労働以外の収入源は、せめて1つはあったほうがいいと強く強く思います!

  • 資産運用
  • 不動産
  • ブログ運営
  • 自コンテンツの販売 など

例えば私は資産運用をやっていますが、2021年は市場に恵まれたこともあり、ライターの収入より複利で増えた分のほうがはるかに大きかったです。

チカ
チカ

労働とはいったい…とはなりましたが、やっぱり安心感はありますよ。もちろん資産が減ることもあるけれど。

またブログ運営も、ある程度のところまでいけば労働収入とは違うものになりますよね。私はまだそこまでガチでやれてはいませんが……。

悩むピヨ
悩むピヨ

自コンテンツを売るってのは?

情報商材を売ったり、ツールを売ったり、リアルにプロダクトを売ったりです。

なお副業をやる人が増え続ける限り、インフルエンサービジネスは強いと考えます。また副業に関連したツール販売も、拡大する市場にコミットしていると思います。

チームで戦うことも検討する

フリーランスが集まってチームで働くのも良さげだな、と思います。

個人で請け負える量には限りがあるし、得意分野も異なります。そこをお互いに補えあえれば、クライアントに提案できる範囲も広がる上に、制作物の完成度も上がる…はず!

なお元フリーランスの友人談では、気の合う同士でフリーランスチームを作って仕事を請け負うってやり方は実際にちょいちょいあるそうです。

エビさん
エビさん

そこまで信頼関係が築ける相手を作るのが難しそうだけど。

チカ
チカ

いざとなったら顔を合わせられる距離にいて、しかもある程度レベルが合っている仲間を作るのは本当に難しいとは言っていた。

めっちゃ稼いでる人はやっぱ法人化するよねーってことなので、これは「そういうやり方もあり」ってくらいですかね。

まとめ

Webライターの将来性は、ある人にはあるし、ない人にはないと言えます。

悩むピヨ
悩むピヨ

なんだそりゃ。

Webライターは景気に敏感な職業ですし、参入障壁が低いので「不況がきて仕事が減った時期にワーッとライター人口が増えやすい」という特徴があります。それをわかった上で、専門性を磨くなり、リスク分散するなり、各々が戦略を練るべきだよねってことです。

チカ
チカ

ライター人口や仕事の増減に関わらず、仕事が途切れない人はいますしね。

頑張って生き抜いていきましょー!

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