
子供がまだ小さいし、家で育児しながら在宅で仕事したいな。Webライターってどうななのかなぁ?
パソコン一台ではじめられるWebライターは、子育て中の主婦にオススメの職業によく挙げられます。

実際、私も下の子が幼稚園に入ったのをきっかけにWebライターをはじめました。
しかし、Webライター2年目になって思うのです。
「Webライターって、本当に子育て中の主婦にオススメか?」と。
この記事を読むと下記のことがわかります。
- パートの代替手段としてWebライターってぶっちゃけどうなのか
- 完全未経験の主婦だった私が、パート代以上をWebライターで稼げるようになった体験談
- 現実問題として育児をしながらWebライターが可能なのか
経験者のぶっちゃけ意見に興味のある人は、ぜひ読んでいってください。
パート代わりに主婦が在宅でWebライターをやるのはオススメか?
結論から言います。
完全在宅のWebライターをパート代わりにやるのはオススメしません。
というのも安定してパート収入分を稼ぐまでがめっちゃくちゃ大変だからです。
具体的な数字で考えてみましょう。
厚労省のデータによると、2021年4月のパートタイム労働者の平均給与は99,906円、実働時間は81.2時間となっています(参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和3年4月分結果確報」)。
時給にして1230円。地方はもっと低いはずなので、ざっくり8万〜10万円がパートに出たときに稼げる金額といえるでしょう。
ここで、10万円をWebライターで稼ぐモデルケースを考えてみます。
- 1文字1円×10万文字=10万円
- 土日を抜かして実働20日としたら1日5000字
つまり、毎日原稿用紙12.5枚を書いてやっと10万円になるわけです。8万円なら10枚4000字ですね。
1時間に1000字書ければ5時間で終わりますが、最初から安定してそのスピードで書ける人はなかなかいません。私は最初、5000字書くのに2、3日かかってました。
また、実績のない初心者が5000字案件を月に20件ゲットするのはかなり大変です。
ぶっちゃけ「1文字0.5円3000字案件を10件書いて15,000円。案件探しも含めて実働は80時間」がリアルなところでしょう。

クラウドソーシング使うと2割の手数料が引かれるので、12,000円になります。

世知辛い…! 初月は数千円って人も珍しくないもんね。
パートに出れば、初月でも時給分はきちんと支払われますよね(ブラックパートに当たらなければ)。在宅仕事でも、在宅事務のような時給制の仕事であればもっと稼げるはず。
「家計的に固定給がもう1つ必要」という事情でパートの仕事を探すなら、効率の面でも安定性の面でもWebライターは正直まったくオススメしません。

でも君はWebライターやってるじゃん。

私は稼ぎやすさよりも”時間の自由さ”を重視したんだよね。稼がなきゃまずいって状況だったら他の仕事を探したと思う。
完全未経験の主婦からWebライターで10万円稼ぐまでの私の軌跡
最初は稼ぎにくいWebライター。実際、私も初月は1,200円でした。

でも10カ月目でやっと20万円を超えたんでしょ?どうやったの?働き方を大きく変えたの?

いやいや、働き方というか、稼働時間と単価を上げた。
月収 | 働き方 |
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1〜5万円 (文字単価0.5〜2円) |
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5〜10万円 (文字単価1.2円〜2円) |
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10〜20万以上 (文字単価1.5円〜3円) |
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ご覧の通り、稼働時間と文字単価、クライアントさんの数が増えるにつれて月収が上がっています。
ライターは成果物でお金を稼ぐ職業。その成果物の量は稼働時間によって増減するため、当たり前といえば当たり前の結果です。

キレイ事なしでいうと、結局「月収=稼働時間×文字単価×執筆速度」っすわ。
稼働時間については、下の子の日中保育で「1号認定」→「新2号認定」→「2号認定」とコマを進めらたのが大きいです。
また、文字単価については、クラウドソーシングから直接契約に軸足を移せたのが転機でしたね。

2号認定…いわゆる保育園枠って入るの難しいのでは?

保育園激戦区なので年少から入れるのはほぼ無理だったけど、たまたま途中で空きがたくさん出て、新2号枠の子たちがみんな移動できたんだよね。
あとは、ハブ式というSEOライティングの講座に出会えたのもラッキーだったと思います。おかげ様でSEO案件に手を上げやすくなったし、単価も上げられました。
ハブ式は、価格も他のライティング講座と比較してかなり良心的! 感想記事も書いているので見てみてね!
関連記事:「【体験談】すめしさんのハブ式システマチックSEOライティングメソッド|購入した感想は?メリットは?」
ちなみに執筆速度は今もめっちゃ遅いです。
主婦が家で育児をしながらのWebライターは難しい
Webライターは完全在宅でもできるので(直接取材・インタビューなしの場合)、育児と両立しやすいといわれます。
しかし「育児と両立」≠「育児をしながらできる」ではない! が私の結論です。
というのも、ライティングには集中力が必要。10分置きに「ママぁぁ!」と呼び出しが掛かる環境では、作業効率も何もあったもんじゃないわけです。
集中モードのオンオフを高速切替可能だったり、高速ライティングが得意だったりするような、選ばれし者なら話は別だと思います。
しかし、私のような凡人は無理でした。

そう考えると、育児のようなタスク量も発生時間も完全不明な仕事と並行しやすい仕事って、ほぼないよね。

「子供のお昼寝中」や「就寝後」と決めて本数を絞ったり、タスク中心にして作業するのはありだと思うけどね…。
ただ、どうしても睡眠時間を削りがちになるので、健康との相談にはなるかと。
一方で、幼稚園や保育園、学校に預けた上で「育児と両立しやすいか」については、正社員のワーママとして働いていたときと比べるとかなり楽だと感じています。
我が家は夫婦そろって実家が遠方のため、なにかあったときに子供を預けられる先がありません。
急なお迎え連絡にも二つ返事で対応しやすいWebライターは非常に助かります。

さまざまな理由で”孤独の育児”を極めてしまっている方には、Webライターはオススメ!
それでもWebライターには夢がある
即金性はないとか、育児しながらは無理とか言ってきましたが、それでもWebライターには夢があると感じます。
というのも、主婦がパートで20万円はかなりキツイ!
時給が2倍になる可能性が超低いので、正社員を狙うか専門性をつけるか、とにかく確変を起こさないと難しいでしょう。
ところがWebライターは違います。文字単価1円で書いていた人が2円、3円に上がることもざらにあるわけです。

難易度が上がったり、作業量が増えたりもあるため、時給換算で2倍3倍とは言いません。しかしパートの時給を上げるよりは遥かに簡単です。

慣れて執筆速度が上がれば、それだけ稼ぎやすくもなるしね。
ただし、パートよりは不安定! 前月まで大量発注してくれた案件が急になくなるなんてWebライターあるあるです。
リスクが大きから稼げる幅も大きいともいえます。

万人にオススメする職ではないけど、外に働きに出るハードルが高い人はチャレンジしてみると良いのでは!?と思います。