
Webライターをやってみたいけれど、ライティング未経験の完全初心者はどうやって始めればいいの?

完全未経験から始めて、今では月10〜25万円くらい稼ぐ主婦ライターやってる私が解説します。
- 完全初心者がWebライターが月1万円を達成するまでにやるべきこと
- Webライターのリアルな収入推移
- 初心者Webライターが注意したいポイント
- Webライターの収入アップ方法
「私が今から始めるならこうやるな」って方法をさくっと紹介します。
セミナー参加や教材購入といったお金のかかることは一切不要。PC1台だけでまずは小さく始めたい人は、ぜひ参考にしてください!
初心者Webライターが月1万円稼ぐまでのロードマップ
コネなし経験無しの初心者がWebライターを始める方法として、現実的な手順は以下の4ステップです。
- クラウドソーシングに登録しよう
- タスク案件をこなして『Webライター』のイメージを掴もう
- プロジェクト案件に応募する準備を整えよう
- いざ案件探しへ!

4番までいけば、自ずと月1万は見えてくるはず!ここから詳しく解説します。
まずはここから!クラウドソーシングに登録
クラウドソーシングとは、ライターとクライアント(仕事を依頼したい人)をつなぐ仲介サイトの総称です。
ツテもコネもない完全未経験の初心者は、まずはここで仕事を探しましょう。

ひとまず有名所の2社に登録すればOKです。
後述しますが、案件探しの場としてクラウドソーシングは絶対ではありません。しかし、初心者がライティングという仕事をちょっと試すには、これ以上ない絶好の場です。

やってみて、やっぱり合わないってこともあるもんね。

そうそう。”パソコン1台×在宅”の仕事はライターだけじゃないので、まずは気軽に試してみましょう。
タスク案件をこなして『Webライター』のイメージを掴もう
Webライターは、自分の好きなこと・書きたいことを書ける仕事ではありません。依頼主の求める内容に沿って文章を作っていく仕事です。

資格不要で誰でもすぐに始められる一方、向き不向きがある仕事だと感じます。
よって、まずは「他人の意向に沿った文章を作る」という感覚に慣れることが大切。それにはクラウドソーシングにタスク案件が最適です。

タスク案件てなに?
タスク案件は、500文字程度の感想や体験談を書くような小さめ案件ですね。サイト上で作業できるので、スマホからでも挑戦できます。
そもそもクラウドソーシングには、タスク案件とプロジェクト案件の2種類あります。
- タスク案件:誰でもすぐにできる小さめの案件
- プロジェクト案件:応募→採用の流れで仕事をする大きめの案件
プロジェクト案件は、原則として受注したら納品まで完遂する責任がある仕事。クライアントとのやり取りも入ってきます。
一方、タスク案件は数分〜30分程度で終わるインスタントな仕事。クライアントとのやり取りもなく、都合が悪くなれば途中で止めてもOKです。
タスク案件は「1案件10円」みたいな超激安案件ばかりなので、これで稼ぐのは正直いって難しい!しかし、ちょっとライターを体験するにはお手軽です。

5件くらいこなすと「こんな感じか」とわかります。
もちろん、タスクではなく、ちゃんと1記事制作するほうが仕事としては面白いと感じます。しかし「とくに興味のないネタでも書く」という感覚はタスクも同じ。
ここで苦痛を強く感じるなら、Webライターはおすすめしません。
タスク案件でWebライターを体験する際のポイント
- 少し調べれば書けそうなものを選ぶ
- コピペはNG
- 誤字脱字には注意しよう
つい自分が書けそうなタスク案件を探しがちですが、あなたの書きやすい案件はほかの人も書きやすい案件です。見つけてもすぐに埋まってしまいます。
できるだけ「ちょっと調べれば書けそう」くらいのものを選びましょう。そのほうが練習になります。
なお案件数が多いのはクラウドワークスですが、案件タイトルから作業量が見積もりにくいのが微妙なところ。
詳細をみたら3,000字30円みたいな搾取すぎる案件もちょいちょいあります。
両方使ってみるべきですが、どっちか選ぶなら私はランサーズがおすすめです。

慣れていないと1,000字書くのも大変なので、500字くらいのタスクから始めるとよいと思います。
またどの案件もコピペはNGです。元の文章をちょっと組み替えただけのような文章はコピペ文と呼ばれ、Webライターの厳禁行為の1つに入ります。

こちらのCCDというサイトでチェックして、コピペ判定がでたら非承認になると思ってください。
さらに誤字脱字にも注意が必要。効率的なチェック方法については「誤字脱字チェック方法|無料ツールと手順」で紹介しています。

書いた文章はツールを通すか、せめて読み直して提出しよう。
プロジェクト案件に応募する準備を整えよう
タスク案件でWebライターが向きそうだと感じたら、プロジェクト案件に応募する準備を整えましょう。
プロジェクト案件は、クライアントの募集に対して提案文を送り、採用されてから仕事がスタートします。

つまり採用されなきゃ仕事ができない!
何も準備しなければ提案を送っても玉砕するだけなので、以下の2つは最低限やっておきましょう。
- Webライティングの基本を勉強する
- ポートフォリオを作る
無料でできる!Webライティングの基本を勉強しよう
まずはWebライティングの基本を勉強しましょう。
タスク案件と違い、プロジェクト案件は1,000文字以上の1記事作成が基本になります。
Webライティングを学んだ経験がないなら、最初に勉強しておいたほうが無難です。

大丈夫。無料でできます。
- クラウドワークスのWebライター検定
- Webライター向けのブログ
クラウドワークスに登録すると受けられるWebライター検定。1〜3級まであり、3級は無料で受けられます。勉強動画も無料で付いてくるので、合格を目指すかは別として、無料の教材として有益です!
検定の話は「Webライター検定3級体験談」で詳しく書いてます。
またWebライター向けのメディアを探せば、これまた無料でWebライティングについて学べます。ちょっと恐縮ですが、私がライター向けマガジンで書かせてもらった「読みやすい文章のコツ」をまとめた記事もどうぞ。

前半で、Webライターが意識したい文章のポイントについてまとめています。
YouTubeや書籍で勉強するのももちろんOK。
今だからわかりますが、どれで勉強しても要約すれば内容はほぼ一緒です!あれもこれもと手を出さず、基本だけ押さえたらさっさと実践に進みましょう。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、自分の作品集ですね。ライターの場合、下記のような情報をまとめます。
- プロフィール(略歴、保有資格など)
- 実績・執筆記事のサンプル
- 単価(文字単価や記事単価など)
- 稼働時間
- 問い合せ先

Webで公開できる形でポートフォリオ作ると、SNSなどと連結しやすいですよ。
WordPressブログ、note(無料)、ペライチ(無料)あたりで作っている人が多いかと思います。
ポートフォリオを作ったら、それを元にクラウドソーシングのプロフィールページを作ります。記載する情報はほぼポートフォリオと一緒ですが、コピペじゃなく各媒体の体裁に合わせてくださいね。

あのー…初心者はそもそも書ける実績がないんですけど…?
ですよねー!出せる実績がないなら、テーマを決めてサンプル記事を1つ書きましょう!
「おすすめベビーカー」「パート主婦向けクレジットカードの選び方」「映画の批評」などなど、好きに設定して1記事書いてみてください。

文字数は1,500字〜がいいかと。1,000文字未満は短すぎて逆に書きにくいので。
いざ案件探しへ!
ポートフォリオやプロフィールを整えたら、案件探しを始めます。
- ランサーズやクラウドワークスでプロジェクト案件を探す
- ココナラへ出品
- TwitterなどのSNSで「ライター募集」を探す
- Indeed、Wantedly、ママワークスなどの求人サイトでライター求人を探す
案件の探し方はたくさんありますが、もしクラウドソーシングを使う場合は、まず1つに絞って探したほうが実績を分散させずに済みます。

私もランサーズとクラウドワークスとココナラを3つ使っていましたが、今考えると失敗でした。今はココナラ1つと直接契約をメインにしています。
なお「初心者歓迎」「主婦歓迎」案件は1文字0.2円みたいな激安ブラック案件が多いので、スルー推奨です。できれば文字単価1円以上の案件を狙ったほうが、地雷案件も少なくて良い…とは思います。

でも実績ゼロだとなかなか採用されない…。
1文字0.5円前後でやるなら、ココナラのように”自分で価格を好きに変更できる”サービスを使うか、実績を0→1にするためだけと割り切って1件受けることをおすすめします。
クライアントには予算があるので、1文字0.5円の案件で頑張って書き続けたら1文字1円になる…なんてことは滅多にありません。無駄に疲弊するような働き方は避け、あくまで実績稼ぎと考えてやりましょう。

プロジェクト案件で1記事2,000円×5記事受注できれば1万円です!
ライターのリアルな収入|私の場合

「Webライターは稼げないからやめとけ」なんて聞くけど、ぶっちゃけどうなの?

ぶっちゃけ、それは本当。
リアルな話、私は初月の収入は1,200円くらいでした。記憶から消し去りたいのでまともに覚えていませんが、時給100円未満です。
2,000円×5記事で1万円とかいいましたが、私が1万円を超えたのは3ヶ月目に入ってからです。安定して5万円を越えるようになったのは半年過ぎてから。

下の子が家にいたので、すべての時間をライティングに使える人とは事情が違いますが…リアルはそんなもんですよ。
初月で30万円とかいく凄いライターさんもいますけど、誰にでもできることではありません。
月収やそのときに単価については「子持ち主婦がパート代わりに在宅でWebライターやるのはオススメか?」で詳しく書いていますどうぞ。
世知辛い話を書きましたが、頑張れば私でも30万円近くはいけました。コツコツと続ければ収入はそのうち増えていく仕事なのは確かですね。

初心者ライターが注意したいポイント
ここからは、今だから身にしみてわかった「初心者ライターが注意したいポイント」を紹介します。
- 初心者に高額セミナーや高額教材は不要
- 悪質なクライアントに当たったら逃げる一択
- 著作権や個人情報の取扱いには本当に注意しよう

ぜんぶ、初心者だった自分に伝えたいことです…。
初心者に高額セミナーや高額教材は不要
ライターとして活動するにあたってSNSをはじめる人もいますよね。
アカウント開始直後はセミナーへの勧誘がめっちゃ来ますので覚悟してください。
10万!20万!なかには50万円近いような高額セミナーを売りつけようとDMを送って来る人が群がって来ます。即ブロックしましょう!

ほとんど詐欺です。
Webライティングの基礎はネット上(無料)で学べますし、Webライター向けの書籍も多く出版されています。
わざわざ最初に何十万円もするような教材を買う必要はありません。
基本は無料で学び、足りないと感じたら自分で教材を探しましょう。

ていうかさ、本当にしっかりした講座はDMで勧誘なんかしないよね。

すごく丁寧なDMが来たのでやり取りしてたら、30万円の講座に誘ってきて、断ったらすぐに既読スルーってことがありましたね。

初心者ってプロフに書いちゃってたし、カモっぽく見えたんでしょうなー。
悪質なクライアントに当たったら逃げる一択
クライアントは良い人ばかりではありません。安くライターを使い倒そうとする狡い人もたくさんいます。
いわゆる悪質クライアントってやつです。
などなど。そのようなヤバいクライアントに当たったら、潔く逃げましょう。

でも逃げたら悪い評価つけられちゃうよ!?

時給100円未満で何十時間も搾取されるような案件を、評価のためだけに我慢するって思考はいかがなものかと思います。
ちなみに私は、ランサーズで契約したらめっちゃ短納期を要求されたので「契約の内容と違うのでご意向に沿えません」と話して契約解除したことがあります。
完了率は下がりましたが、ランサーズに報告したら元に戻りました。運良く円満キャンセルの方向で進められたので、報復に低評価をつけられることもありませんでした。

本当に報復で低評価つけられたら、プラットフォームを変更したり再登録すればいいだけだしね。
著作権の取扱いに注意しよう
タスク案件で「コピペはNG」と書きましたが、もちろんプロジェクト案件でもコピペはNGです。下手をすると損害賠償に発展します。
また、案件自体が著作権に違反している場合もあります。
最近ではファスト映画が摘発されて話題になりましたが、動画を管理していた主犯だけでなく、ナレーションなど制作に関わった人も共犯として摘発されています。

10万円しか報酬もらってないのに、和解金は1,000万円だったとか。
「クライアントが案件として出しているなら大丈夫だろう」と甘く考えず、ちょっとでもグレーだと感じたら立ち止まり、内容によっては断りましょう。
Webライターが収入アップする方法
経験から考える収入アップ方法をご紹介します。
- SEOを勉強しよう
- ブログを始めよう
- 専門性を意識しよう
SEOを勉強しよう
SEOとは「検索エンジン最適化」のこと。検索エンジン(おもにGoogle)で上位表示するための施策ですね。
SEOライティングとは、検索エンジンから高評価を受ける記事を書く技術のことです。
検索エンジンはWebサイトの重要な集客手段の1つ。よってSEOライティングができるか否かで、受注できる案件の幅と単価が変わってきます。

コラムや取材ライターになりたい場合は別ですけど、ライターならSEOを勉強して無駄にはならない。
SEOの勉強方法として、私は「ハブ式」という有料講座を受講しました。月20万円以上になったのはほぼハブ式のおかげなので、本当に感謝しています。価格も同じような商材と比べれば非常に良心的。
「ハブ式のかなりぶっちゃけた購入レビューや体験談」も書いているので、気になる方は見てみてください。
また、有料講座はちょっと…という人は、こちらの本をおすすめします。
表紙はふざけて見えますが、SEOライティング関連の本のなかで数少ない”本当に勉強になった本”です。
ブログを始めよう
Webライターは、ブログ…とくにWordPressでのブログ運営をおすすめします。
ライターをやっていると、執筆以外に入稿の仕事を頼まれることもあります。入稿とは、WordPressなどのCMSに直接記事を入れること。ブログ運営の経験がある人なら「下書きまで終わらせる」と言ったほうがわかりやすいでしょうか。
入稿を依頼される9割以上のサイトでWordPressが使われています(個人の経験上)。よってWordPressでブログを運営していると「入稿慣れしていますよ!」とアピールになるわけです。
また自分のブログならアナリティクスなどの測定ツールを自由に見られますので、記事の改善点も把握しやすくなります。
入稿だけなら無料のはてなブログとかでも感覚は掴めますが、サイト運営の勉強まで兼ねるとWordPressが一番。

収益化やアクセス解析に興味がないなら、noteが無料&使いやすくておすすめです。
専門性を意識しよう
資格や職歴などで活かせる専門性があるなら、何でもアピールしてみましょう。
- 金融ジャンル:FPや、株やFX、仮想通貨、NFTを売買した経験など
- 法律ジャンル:弁護士や司法書士資格など
- 医療ジャンル:医師や看護師、保健師資格など
- 化粧品・健康食品ジャンル:コスメ販売の経験、薬機法関係の資格など
- 不動産ジャンル:住宅メーカーの勤務経験や宅建など
とくに上記のようなお金になりやすいジャンルは、2円以上の高単価案件が多くなります。
たとえば、私はFP2級を持っています。FPは3級でも案件獲得に寄与したのでおすすめです!(「FP2級のメリットや勉強のコツについて」)

考えてみるとさ、そもそもライター以外で稼げる資格やスキルがある人は、低単価の案件なんか見向きもしないよね。

調べることも多いし、単価を上げざるを得ないジャンルって面もあると思うよ。
Webライターは始めるのは簡単だが続けるのは難しい!
Webライターはパソコン1台ではじめられる参入障壁の低さが魅力。
ただまともに稼げるまで続けるのが難しく、辞める人も多い仕事です。
- クラウドソーシングに登録する
- タスク案件でお試し
- ポートフォリオを作る
- プロジェクト案件へ応募する
上記4ステップで向き不向きを見つつ段階的に試してみるのが、挫折なく着実にライターを始めるポイントだと考えます。

とりあえずプロジェクト!って進むと案件取れずに挫折するので、ポートフォリオは作っておくべき。
お互いがんばりましょう!
なおWebライターの将来性については、こちらの記事で見解を書いています。
関連記事:「Webライターの将来性|これからの生存戦略を考えてみた」