魔道祖師の江澄が好きすぎて気づいたら『Fit Boxing 2』買ってた

魔道祖師に登場するキャラクター・江澄が好きすぎて辛い。

魔道祖師の原作を読んでからもう1年以上経ってるのに現在進行系で沼ってる。

最初に注釈入れとくけど、別に恋愛的な意味で好きとかリア恋勢ってわけじゃない。

ただ、門弟としてお支えしたい。つか、まじで門弟になりたい。思い余って『Fit Boxing 2』買ったし、宗主に褒められたくて頑張ってたら肩こりも解消したわ。

ってことで、私の考える江澄の尊いところと、ついでに『Fit Boxing 2』の素晴らしさについて解説します。

江澄の尊さは大きく3つある

江澄・江晩吟。なんて美しい名前と響きであろうか。

正直、私は江楓眠の父親っぷりは非常に問題があると思うのだけど、名付けについてはセンス抜群だと思う。

もちろん、江澄の尊さは名前だけではありません。

どこが好きかで一晩は飲み開かせるものの、とくにクリティカルヒットするのが上記3つです。

苦難の半生と描かれない有能さ

大陸のほうには「美しくて強くて可哀想な男はイイ！！！」という素晴らしい価値観があるそうですね。

江澄、まじでそれ。

魔道祖師の世界では、魔物を退治できる術を持った仙家が、領主のような立ち位置でその地域を治めています。どうも国家という概念はないっぽいので（ややこしくなるから？）、仙家＝社会的エリート層、と考えてよいでしょう。

主要キャラのほとんどは仙家のどれかに属していて、江澄も先祖代々の大世家（名家）である江家の長男です。

しかしながら、江澄はイマイチその恵まれた立場を享受できていません。

波乱万丈すぎる。大河ドラマ出てた？

ストーリーは魏無羨視点で進むため、彼が江家を離反したあとの十数年を江澄がどのように生きてきたかは描かれません。ただ、復活後の描写で次のことはわかります。

つか、4大勢力のうち、ほかの3勢力が同盟関係を結んでいるっつー危うい状況下で家を守ったのがすごいよね。

江澄より個の能力が優れたキャラは複数人出てきますが、集団のトップとしては作中屈指の実力者だと思う（1位は懐桑）。

なのに、描かれないんだよねーーー！その凄さがよぉ！！だって主人公視点だから！

この、事実を整理するとわかる有能さが、まずツボるんですよ。

甥・金凌との愛着関係

現役で子育てしてる身からすると、甥・金凌との愛着関係が素晴らしすぎて尊敬する。

甥との会話だけ抜き出すと「足折るぞ」とか言っちゃったりして、たいへん口が悪い。

でも、そのような折檻をされたことは一度もないと19章で書いてあるし、金凌の態度からも江澄に対する歪な恐れがないのは明らかです。

口では厳しいこと言いつつも、大枚はたいて甥の初陣に協力してるあたり、めっちゃ甘いやんけ外叔父！

父母の顔色を伺っていた少年時代の江澄と、わがままと称される金凌の態度は対照的。意識して描かれてるんじゃないかなこれ。

江澄の、とくに父親に関しては「は？おまえ、親よな？」って行動しまくりじゃないですか。なので、自分が受けてきた育児の反対をやったのでは、と思うんです。

または、姉からしてもらって嬉しかったことを返したのでは、と。じゃないと、あんな愛着関係は形成できないはず。

江澄はお見合い連敗中の独身貴族をやっていますが、他家に最優先の子どもがいるなかで、果たしてどこまで本気で見合いに取り組んでいたのか疑問。

あと、これも原作19章なんですけど、温寧と相対した金凌が泣き出したときに「誰がいじめた！」て江澄が外野から即反応してくるシーン、大好きなんですよね。名家に生まれながら、親から愛情を受けた記憶がないという共通点がこの二人にはあって、そんな二人がどうやって寄り添って生きてきたのか考えると切なくなります。

行間から伝わる家族への情の深さ

魔道祖師という作品は、主人公・魏無羨の視点で語られます。だから江澄およびその他のキャラを解釈するには行間を読む力が求められる…！

おそらく著者・墨香銅臭さんのなかには全登場人物の物語が構築されていて、それをあえて主人公視点まで視野を狭めて文章にしているのだと思うんです。

魏無羨の語り口をすべて真に受けてはいけないし、さらっと書かれた地の文と、その行間に潜む隠された物語に注意して読みすすめる必要があると感じています。

まず家族への情が凄い。

そもそも、江家における魏無羨の立場は非常に不安定です。これは、ひとえに彼の扱いについて江楓眠と虞夫人が合意形成できていないことに起因してると思います。

魏無羨をのびのびと自由に育てたい楓眠と、身分の違いを徹底したい虞夫人の間で、子どもたちが板挟みになってるの、あれしんどいよね。

でも江澄は、義兄として一緒に過ごしつつ、呼び方は「魏無羨」と一線引いた形にして、絶妙なバランスを維持している。両親を含めて家族を愛しているのだな、と感じられる描写です。

ぐれるなり、完全に母親側につくなりしたほうが楽だろうに、しないのすごいよなー。魏無羨が良いヤツで、姉上が聖人ってのも大きかったんだろうけど。

さらに両親を亡くしてからの江澄の兄弟愛がすごい。

江宗主として、姉と義兄を必死に守ってるのが感じられる。とくに、公では義兄を破門としつつも、私では何とか繋がりを維持しようとしているのが、もうぎりぎりって感じで切ない。

義兄の才能や人格を信頼してたんだよね。その結果、義兄のミスで姉夫婦を殺されるっつー地獄の結果になるんだけど。

あとさ、魏無羨の視点だと江澄はプライド高くて損得勘定が強いといった表現をされてるけど、家族に対する行動をみると全然そんなことないんだよね。ただ、宗主として物事の優先順位をつけざるを得ないだけって気がする。

ある意味、それが理解できない…というか、理解できても義侠心が勝ってしまう魏無羨は、宗主という権力者の右腕には向かない人物だったんだろうな。虞夫人は慧眼だった。

これがシンプルな気持ちだと思うんだけど、あまりに抱えてるものが複雑すぎて、どうしたって離れるしかお互いの自由と自立は成立しない気がする。

私は双傑の二人が、自分のやったことを相手には絶対に伝えないところに、共通する心を感じて「てぇてぇ！！（尊い）」ってなります。

最後に江澄に「達者で」と言わせた『陳情令』に泣きながらスタオベしたわ。

気づいたら「Fit Box 2」買って蓮花塢ジム入会してた

突然ですが、Nintendo Switchのソフトで『Fit Box 2』というゲームがあります。

と、Switchのスポーツ系ゲームのなかではなかなかの人気作品です。

で、さ。

このゲームで声優参加している緑川光さんのキャラ・ガイがさ、

めっちゃ江澄なのーーー！！！（大声）

なにやってんすか宗主！！！？（喜）

厳し目の性格設定だから、キャラの喋り方といいセリフといい江澄っぽさが半端ない。

すごい！

どうして！？

任天堂様イマジニア様！！？

ありがとうございます！！！！

なお魔道祖師からは、緑川さんのほかに下記の声優さんがインストラクター役として参加されています。

ただ、4名とも魔道祖師のキャラとは毛色が違う声で演じられています。ガイ先生（CV.緑川光）だけに奇跡が起きている。

ありがとうございます！！！！（2回目）

江澄推しのなかで「蓮花塢ジム」として話題になっていたため、じつは魔道祖師完走して江澄沼に落っこちた直後に速攻で買いました。

肝心の蓮花塢ジムこと『Fit Box 2』の効果ですが、めっちゃ肩こり改善します。

職業的に在宅ワークが多く、慢性的な肩こりに悩まされていましたが、『Fit Box 2』をはじめてからあっさり治りました。運動大事。

食事制限と組み合わせないとダイエット効果は薄いかなぁと思いますが、日常的に運動する習慣を部屋から出ずに実現したいというインドア派の方にはおすすめです。

しかも、うまくできると宗主から「最高」って褒めてもらえる。江澄推しが買わない理由がない。

お気に入りの声優さんが出演されている方も、公式サイトでサンプルボイスが聞けますよー！ぜひご検討ください。