気絶投資法のすすめ|暴落くらって気絶投資で乗り切った体験談

crash 資産運用
悩むピヨ
悩むピヨ

最近、投資を始めたけれど暴落が怖いなぁ?暴落したらどうすればいいの?

そんな疑問に答えます。

私は、2016年頃から本格的に投資をはじめ、2020年2月から3月の世界的な株価大暴落では割と良い新車が買えるくらい資産を減らしました。

チカ
チカ

それまでも暴落は経験してきたけれど、あのときは結構しんどかった。

この記事を読むと次のことがわかります。

  • 気絶投資法について
  • 暴落のリアルな様子

最後におすすめ本もちょっとだけ紹介しているので、ぜひ見てみてください!

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気絶投資法とは?

気絶投資法とは、投資したまま証券口座を完全放置してしまう手法です。気絶投資法をうまく使うと、下げ相場で含み損に動揺し、底値損切りする悲劇を回避できます。

手順は下記の通り。

  1. 10年以上持っておいても良いと思える銘柄以外は売る
  2. 証券会社のリンクをブックマークから削除する
  3. ログイン情報を書いたメモを滅多に読まない本の間に封印する
エビさん
エビさん

ふざけてんの?

チカ
チカ

超真面目に言ってるよ!

個人投資家の強みは、投資期間を好きなように設定できること。その強みを最大限にいかすのが気絶投資法だよ!!

そもそも、株式相場はずっと右肩上がりです。

名目トータルリターン

出典:ジェレミー・シーゲル『株式投資』日経BP社(第4版),5P

上図は、1801年から200年間の、米国株を含めた各資産クラスのトータルリターン(配当、利息は再投資)を示しています。

株式が圧倒的なハイリターンを誇っているのがわかりますね。

しかも縦軸を確認すると、0→10→100と指数になっています!つまり株式とは、歴史上とんでもない増え方を続けてきた資産だ、といえるわけです。

上図は米国株ですが、先進国株や全世界株なら似たようなグラフになるはずです。

そう。持っときゃええねん。

もちろん、インバース系や投機目的で買った株はダメですよ?信用取引も返済期日があるからダメ。

しかし、投資信託やETF、上がる自信のある現物個別株といった「5年も10年も放置できる」ものなら、気絶投資法は効果を発揮します。

実践・気絶投資法!暴落ってこんな感じ

悩むピヨ
悩むピヨ

なーんだ!ガチホするだけか!簡単じゃん!これで暴落してもOKだね!

チカ
チカ

……って甘く考えていると大底で売っちゃうんだなぁ

ここからは、私の実体験から「実際の暴落を食らって気絶投資をするとはどういう状況か」を解説します。

まずは前提。私の暴落の定義について

チャート

出典:TradingViewより

体験談の前に、私の「暴落」の感覚を書いておきます。暴落にもレベルがありますが、だいたいは次のような3パターンで見ています。

  • 『調整』:上げ相場途中でちょっと下がること。だいたい5~10%程度の下げを指す。頻繁にある。
  • 『暴落』:下げが1週間以上続き、10~30%程度は天井から落ちるケース。年に1~2回くらいある。
  • 『大暴落』:◯◯ショックと名前が付く。暴落幅はMAX60%。雇用不安が同時に起こるような大暴落は10年に1回くらい

上の図(米国株のチャート)で言えば、「赤丸が大暴落、青丸が暴落、それ以外の下げはただの調整」です。

【体験談】2020年2月から3月の大暴落で気絶投資した話

出典:TradingViewより

上の画像は、VT(全世界の株に投資するETF)の2020年1月~12月のチャートです。私のメインは全世界株なので、ほぼ私の資産額推移と思ってください。

2020年2月~3月部分に注目!

  • 直近天井から約35%の下落
  • 下落期間は約1カ月
  • 円高は102円まで進行
  • 全世界で雇用不安発生

中国発の感染症が引き起こした歴史的大暴落と言ってよいでしょう。

振り返れば下げ幅自体は大したことありませんでしたが、当時のリアルタイムな投資現場(?)では、連日のフリーホールのような下げ方に「大恐慌の再来じゃないか!?」と大騒ぎでした。

それでは、弱小投資家の暴落体験談をはじめまーす。

暴落の始まり「やっと調整がくるかな?」

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下落率:3%くらい

損失額:10万円くらい

2020年1月末あたりに軽い急落。なんだか不穏な気配が漂っていました。

ほとんど調整せずに相場が上がっていたため、この時点では「流石にそろそろ調整かな?」くらいの感覚でした。

まさか、あんな惨事になるとは……。

暴落初期「買い場かな?買い場だよね?」

下落率:10%未満

損失額:給料2カ月分くらい

2月に入って一気に下がりました。とはいえまだ10%も下げておらず、「もう少し下げないと買いたくないな」などと余裕ぶっこいていました。

エビさん
エビさん

天井から資産額が十万円単位で減ってるけど、これはいいの?

チカ
チカ

証券口座が◯十万円レベルで動いても、何も感じなくなったなぁ……。現実で損したら暴れるけど。

ここら辺で中国の感染症の話を耳にし、過去の感染症起因での下落を調べました。しかし、どれも致命的な暴落にはつながっていなかったので、重大事項とは捉えませんでした。

この時点で完全に判断ミスしていますね。SNSの雰囲気も、私と似たような感じだったと思いますね。

「ホテル系REITが下がってるー!大げさだなぁ。買っとこう!」そう思って手を出したのもこのあたりです。

チカ
チカ

いやぁーホテル系REITは大失敗だった。まだ持ってるけどね!!

暴落中期「買っても買ってもお金が溶けるよ!」

下落率:25%くらい

損失額:安い新車が買えたレベル

10%を下回った辺りから買い始めたので、雪だるま式に損失額が増えています!!

買っても買ってもお金が減る、いわゆる「お金が溶ける」状態!!

そして3月9日、S&P500の下落率が7%を越えたのでサーキットブレーカーが発動。

サーキットブレイカーとは?

株価が下落しすぎたときに、取引を自動停止になる措置。市場を落ち着かせる目的で停止するのだが、これで市場が冷静になったところを見たことがない。

発動したのは初めてらしいです。歴史的瞬間に立ち会ってしまいました。

ファァァー!!嬉しくない!!!

っていうか早い。下落スピードが恐ろしく早い。AI取引してるから?

私、ジェットコースター苦手なんだよぉぉ!!

フリーホールとか何が楽しいのか全然わかんないからぁぁ!!

TDLで私が好きな乗りものってイッツ・アスモールワールドなの!!

エビさん
エビさん

「せーかいーはひーとつー」って一斉暴落したやん

チカ
チカ

そういう意味じゃないんだわ!!!!

夜中に始まる米国市場をみるために遅くまで起きていました。毎日寝不足状態!

暴落後期「株つらい」

下落率:30%くらい

損失額:わりと良い新車が買えたレベル

メインで使っているSBI証券が夜間にクラッシュし、買えない日が数回ありました。勇気を出して買おうと意気込んだのに、ログインすらできないのはストレスが溜まります。

天井から-30%下落した辺りで、完全に余裕がなくなってきました。

買い場だろう。買い場だと思うが、下落スピードが早すぎます。入金して買っているはずなのに、証券口座の評価額が変わらない、むしろ減る、ブラックホールかな!?

SNSのリーマンショックおじさんが「リーマンのときよりヤバい」と言っていたのを覚えています。

リーマンショックおじさん

リーマンショックを体験した投資家。暴落のたびに「リーマンのときはぁ」と言い出すので若手投資家から煙たがられがち。どうも男性が多いので「おじさん」と総称される。

新車が買えるくらい資産が減り、いよいよ未知の損失領域に突入です。

チカ
チカ

トランプ元大統領が何かTweetするたびに下がるので「あいつのアカウント凍結してくれ」と本気で願いました。まさか本当に凍結されるなんて……

暴落大底「そうだ、気絶しよう」

下落率:35%くらい

損失額:気絶したから知らない

  • インフルエンサー投資家が損切り宣言
  • 投資アカウントで発言している面子が、いよいよキャラ濃いのしか残っていない
  • 人気投資アカウントに錯乱したメッセージを送りつけるクレーマー大量発生

冷静に考えれば大底に近い状態。

しかし、怖いぃぃぃぃ!!!無理ぃぃぃぃ!!!

大恐慌のチャートを出してきて「まだ序の口」と煽るヤツを速攻ミュート。

ああ‥‥もう……これはやるしかない……。

(ポチッ)

気絶投資法発動。

チカ
チカ

この株たちは絶対に売らないと握りしめて気絶。

エビさん
エビさん

そんなスイッチ・オフ感覚で気絶するの!?(笑)

チカ
チカ

損切りしたい感情ごと封印するんだから勢いが大事!

私に気絶投資を教えてくれた先輩も「リーマンのときは、信用取引は全部清算し、現物株だけ残して浴びるほど酒飲んで寝た」って言ってた!

なお知っての通り、その後はするっと相場は上がりました。正直、数年低迷するのも覚悟したので肩透かし感はんぱなかったです。

しかし、二番底は来ると思っていたので、ほとんど買い増せませんでしたね……。

気絶投資法で大切なのは銘柄選び。「無知の知」で分散投資しよう

気絶投資法は、有り体に言うと「良い銘柄をBuy&Forget」投資法。

10年低迷しても最後は上がると思える銘柄を現物で持つ

これが絶対条件です。

その意味では、広く分散された投資信託なりETFなりに投資する「インデックス投資」は最適だと考えます。

チカ
チカ

個別株の集中投資で巨万の富を築いたバフェットも、家族には「S&P500に連動するETFを買え」とアドバイスしています。

エビさん
エビさん

個別株の集中投資は投資の醍醐味だけど、必要なメンタル力の桁が違うよね

そうは言っても、株式100%を推奨はしません。現金や債券、金などをバランスよくPF(ポートフォリオ)に組み込むのをおすすめします。

というのも、雇用不安が発生するような大暴落では、入金力が減って”詰む”可能性が高いからです。

チカ
チカ

不況でも雇用が安定している資格職や公務員、20代独身なら「米国株にすべて賭けるぜぇ!!」も微笑ましいですが、家庭のある40代の製造業勤務とかが真似したらマジで笑えない。

「いざとなったら気絶投資」とはいえ、気絶させられないお金を突っ込んでたら、損切りして現金化するしかないですからね。

投資をしていたら暴落は必ず体験します。そのときに役立つのは、インフルエンサーのお言葉じゃありません。自分のなかに蓄積した知識と、自分が組んだPFへの信頼です。

チカ
チカ

自分で考えることが、これほど意味を持つ世界も珍しいと思います。

「投資をはじめたけれど暴落が怖いなぁ」という方は、本で勉強するのが一番!おすすめを紹介します。

↑日本で長期投資をしたい人の入門書的な位置づけ。海外の本では学べない”日本人が利用できる投資の制度”がざっくりわかります。ポートフォリオまで参考にするかは別として「NISAってなに?」レベルの人にはおすすめ。

↑みんな大好き(?)シーゲル教授の名著。通称「緑本」。暴落でも諦めずに株式へ投資する理由をデータで説明してくれます。

↑個別株がしたいよーって人におすすめ。パブライは、2020年のクラッシュの大底で「買いだ」と発言した数少ないバリュー投資家です。

大底をつけた数日後(といっても、この時点では先が全く見えなかった)ときの発言。かっこいい。

それでは、よい投資ライフを!

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